MOO
世界のすべてがオブジェクトでできており、サーバーを動かしたままプレイヤーがプログラムできるMUDの一種。
最初のMOOサーバーは、ウォータールー大学の学生スティーブン・ホワイトが1990年に書いた。名前は「MUD, Object Oriented」の略である。部屋や出口からプレイヤー自身まで、世界のあらゆるものが、継承を備えた組み込み言語のプロパティとメソッドを持つオブジェクトだった。権限さえあれば、ゲーム内から自分のオブジェクトに新しい動詞を書ける。ゼロックスPARCのパベル・カーティスがこのコードをLambdaMOOへ発展させ、そのサーバーが以後ほとんどのMOOの土台になった。
DikuMUDが「敵を倒したい」プレイヤーを集めたのに対し、MOOには研究者や教師が集まった。MITのMediaMOOはメディア研究者の仮想的な集会所として機能し、いくつもの大学が、メタバースという言葉が使われるずっと前にこの形式で教育環境を作った。