MUSH
TinyMUDから分岐した系統。プレイヤーが部屋を作るだけでなくプログラムもでき、オンラインロールプレイの本拠地となった。
1990年、Larry Foard は TinyMUD のコードに組み込みのスクリプト言語を追加した。こうして生まれた TinyMUSH の名は、Multi-User Shared Hallucination の略だと冗談めかして説明される。のちにソフトコードと呼ばれる仕組みのおかげで、一般のプレイヤーがオブジェクトに振る舞いを与え、戦闘システムや天候、ルールセット全体をゲーム内から構築できた。管理者に頼んでサーバーを再コンパイルしてもらう必要はない。
この自由度により、MUSH は物語志向のロールプレイの定番プラットフォームになった。本や映画を元にした世界が何百も作られ、コードよりもプロットに熱が注がれることが多かった。サーバーは PennMUSH、TinyMUX、RhostMUSH へ分岐し、今も保守されている。ソフトコードは、括弧の足りないタイプライターでLispを書こうとしたような見た目だが、ちゃんと動いた。