TinyMUD
モンスターもポイントも捨てたMUD。プレイヤーは会話を楽しみ、部屋を自分たちで作る、テキストの世界。
カーネギーメロン大学の大学院生だったジェームズ・アスプネスが1989年に書いた。戦闘中心のMUDとは決別し、レベルも経験値も明確な目的も置かなかった。代わりに、プレイヤーなら誰でも@digや@describeのような簡単なコマンドで部屋やオブジェクトや出口を作れるため、世界はひとりでに育った。オリジナルのサーバーは1990年に早くも停止している。理由の1つは、みんなが作ったもののせいでデータベースが膨れ上がったことだった。
コードは小さく、いじりやすかったため、TinyMUSH、TinyMUCK、TinyMOOという一族が生まれ、TinyMOOからは1990年にXerox PARCでLambdaMOOが誕生した。「ソーシャルMUD」というジャンル、つまり物理法則のあるチャットルームはここから始まる。のちにSecond Lifeが商品にしようとしたのも、こういう場所だ。