IT用語集 › ハードウェア › モジュレーションマトリクス

モジュレーションマトリクス

ハードウェア Svenska → 更新: 2026-10-28

シンセサイザー内部の表。各行がモジュレーションの発生源と送り先を、指定した量で結びつけ、固定配線の代わりを務める。

ソースは動くものだ。LFO、エンベロープ、ベロシティ、モジュレーションホイールなど。デスティネーションは値を持つものなら何でもよく、フィルターのカットオフ、オシレーターのピッチ、パン、別のLFOの速度などがある。各行は「これを、あそこに、これだけ」と指定し、量はマイナスにもできる。モジュラーシンセのパッチケーブルを、表計算に置き換えたものと言える。

1969年のEMS VCS3はこれを文字どおりに実現し、格子状の基板に小さなピンを差し込む方式をとった。名前を定着させたのは1985年のOberheim Matrix-6で、20行を備えたが、小さな表示器とボタンで編集するしかなく、強力だが悪名高いほど面倒だった。今のソフトシンセはドラッグ&ドロップの裏にマトリクスを隠しているが、中身は今も表のままだ。

← 用語集に戻る