IT用語集 › セキュリティ › ミクスチャ差分解読法

ミクスチャ差分解読法

セキュリティ Svenska → 更新: 2026-10-24

2組の平文の間で列の値を入れ替えて四つ組を作る、AES系暗号向けの攻撃手法。

2018年にLorenzo Grassiが提案した。2つの平文の列の一部を入れ替えて新しい2つを作ると、XOR和がゼロになる4つの平文が得られる。AESを数ラウンド通したあとも、暗号文の差分には、ランダムな置換にはない関係が残る。これにより、鍵を知らなくても使える4ラウンドAESの識別器が得られた。

発想は急速に広まり、同年のうちにBar-On、Dunkelman、Keller、Ronen、Shamirが、現実的なデータ量とメモリで5ラウンドAESの鍵回復に使った。ヨーヨー攻撃やのちのエクスチェンジ攻撃とも近い関係にある。フル10ラウンドのAESはびくともしないが、そのセキュリティマージンは、まさにこうした研究によって測られている。

← 用語集に戻る