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ミリオネア計算機

ハードウェア Svenska → 更新: 2026-10-24
詳細情報
開発者
オットー・シュタイガー
発表年
1893年
種類
機械式計算機

足し算の繰り返しではなく、本当に掛け算をした最初の計算機。乗数の1桁につきハンドル1回転で、掛け算表は金属に鋳込まれていた。

スイスの技術者オットー・シュタイガーが設計し、1892年に特許を取得、1893年から1930年代半ばまでチューリッヒのハンス・W・エグリが4,600台余りを製造した。アリスモメーターやピンホイール式計算機など、それまでの機械はすべて足し算の繰り返しで掛け算をしていたため、8×7なら7回転、5桁の乗数なら30回転もかかることがあった。ミリオネアは長さの異なる金属の棒の集まりとして物理的な掛け算表を備え、乗数の1桁につき1回転で済んだ。

そのため、実際に時間のかかる唯一の演算において競合機の数倍の速さとなり、価格も同じくらい高かった。顧客は、保険数理士、天文台、設計事務所といった、価格に見合うだけ計算をする人々だった。機械は数十キロあり、音もそれなりに大きい。直接乗算が標準機能になったのは、製造技術が発想に追いついた1940年代以降である。

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