バロース加算機
詳細情報
- 開発者
- ウィリアム・シュワード・バロース
- 年
- 1885(出願)、1888(特許付与)
- 種別
- 印字機能付きのキー駆動式加算機
- 後継
- Burroughs Corporation、のちのUnisys
計算した内容を印字した最初の計算機。だからこそ、銀行が信用した最初の計算機でもある。
ウィリアム・シュワード・バロースはニューヨーク州オーバーンの銀行員で、この仕事を嫌っていた。手作業で数字の列を足し、1セントまで合わせなければならなかったからだ。彼は1885年にキー駆動式加算機の特許を出願し、翌年セントルイスでAmerican Arithmometer Companyを設立した。特許が下りたのは1888年である。
最初の50台は使い物にならなかった。結果はオペレーターがハンドルをどれだけ強く引くかで変わり、そのコツを持つのは発明者だけだった。バロースは50台すべてを窓から投げ捨てたと伝えられる。解決策は1893年に現れた。ハンドルの引き方に結果が左右されないようにする油圧式ダッシュポットで、ドアクローザーとほぼ同じ仕組みである。
売れ行きを決めたのは印字機能だった。入力した数字と合計を紙テープに打ち出すので、監査人があとから計算をたどれた。バロースは売上が伸びる直前の1898年、結核により41歳で亡くなった。1913年までに同社は10万台を販売した。会社はやがて主要メインフレームメーカーのBurroughs Corporationとなり、1986年にスペリーと合併してUnisysになった。発明者の孫は同名で、『裸のランチ』を書いた。