IT用語集 › ハードウェア › MIDIタイムコード (MTC)

MIDIタイムコード (MTC)

ハードウェア Svenska → 更新: 2026-10-28

SMPTEタイムコードをMIDIメッセージに置き換えたもの。シーケンサーが小節と拍ではなく、時・分・秒・フレームでビデオデッキに追従できる。

MIDIクロックは進む速さは分かっても、現在位置は分からない。その穴を埋めるため、MTCは1987年にMIDI規格へ追加された。位置情報はクォーターフレームという短いメッセージで運ばれる。ステータスバイトF1とデータ1バイトの組で、完全な時刻の8分の1ずつ、つまりフレームの下位ニブル、上位ニブル、と時間の桁まで順に送る。8つで1つのタイムスタンプが完成し、送信は1フレームあたり4つである。

完全な値が届くのは2フレームに1回なので、受信側は常に2フレーム遅れており、その分を外挿しなければならない。テープが飛んだときは、SysExのフルフレームメッセージで時刻が一度に伝えられる。同期の大半は今やDAWの内部で済むが、MTCは照明卓や舞台の自動制御、古いスタジオ機器の中で生き続けている。

← 用語集に戻る