MIDI Thru
昔ながらのMIDI機器にある3つ目のDIN端子。MIDI INに届いたデータをそのままコピーして出力する。
1983年のMIDI 1.0にはネットワークアドレスがなく、一方向のケーブルに16のチャンネルがあるだけだ。Thru端子を使えば機器を連結できる。キーボードがシンセを鳴らし、シンセがデータをそのままドラムマシンへ流し、ドラムマシンは自分のチャンネルだけを聞く。ThruはOUTとは違う。OUTは機器自身が演奏した内容を出し、Thruは受け取った内容だけを出す。
各段ではフォトカプラーを通るため、信号の立ち上がりが少しずつなまり、チェーンが長いとメッセージの欠落や化けが起きることがある。対策として、一つの入力を複数の出力へ並列に分配するスルーボックスやパッチベイが作られた。ソフトウェア版の「ソフトスルー」は、あるMIDIインターフェースに届いたデータを別のポートへ転送する。