ローパスフィルター
低域を通し、カットオフ周波数より上を減衰させるフィルター。
特性は二つの数値で表される。減衰が3dBに達する地点であるカットオフと、その先でどれだけ急に落ちるかを示すスロープである。1ポールごとに1オクターブあたり6dB減衰が加わるため、4ポールのフィルターは24dB/オクターブで切り落とす。レゾナンスはカットオフ付近を持ち上げ、フィルターを鳴かせる。上げ過ぎると自己発振する。
減算合成では、ローパスフィルターが主役である。1969年に特許が取られたロバート・ムーグのトランジスタ・ラダーは、現在のソフトシンセも模倣する丸いベース音を生んだ。同種のフィルターはあらゆるA/Dコンバーターの前段にもひっそりと置かれ、ナイキスト周波数より上の成分をエイリアシングとして折り返される前に取り除く。ソフトウェアでは通常バイクアッドで実装される。