LIN bus
車の中の CAN の安価な弟分。パワーウィンドウ、ミラー、シートヒーター向けの単線バス。
BMW、フォルクスワーゲン、ボルボ、ダイムラーなどの自動車メーカーと Motorola のコンソーシアムが、1999年に LIN 1.0 を公開した。理屈は明快だ。CAN は堅牢だがノード1つあたりのコストがかさむし、ミラーのモーターにマルチマスターのアービトレーションは要らない。LIN は問い合わせるマスター1台と、応答する最大16台のスレーブで構成され、12V 基準の1本の線で最大20kbit/sで通信する。フレームは普通の UART バイトでできているので、ほぼどんなマイコンでも話せる。
安さの鍵は、各フレーム先頭の同期バイト 0x55 だ。スレーブはそのエッジの間隔を測って自分のボーレートを補正するため、水晶ではなく内蔵 RC 発振器で動かせる。2016年からは ISO 17987 として標準化されている。