ライトプリパス
深度と法線だけを保存してライティングをバッファに蓄積し、そのあとジオメトリを描き直してマテリアルを適用するディファードライティングの変種。フルのディファードシェーディングより細いGバッファで済む。
フルのディファードレンダリングは、アルベド、スペキュラ、法線といったマテリアル情報を丸ごと太いGバッファに詰め込んでからシェーディングする。ライトプリパスはライティングを二つのパスに分ける。まず深度と法線だけを書き出して全ライトの寄与をバッファに蓄積する細いパスを走らせ、次にジオメトリを再描画して、各マテリアルのアルベドに蓄積済みの光を掛け合わせる。
この手法は2008年頃にWolfgang Engelが解説した。フルのディファードシェーディングより帯域とレンダーターゲットが少なくて済む一方、ジオメトリを二度投入する代償がある。MRTの帯域が安くなると、その利点の多くは Forward+ やクラスタードシェーディングへ引き継がれた。