カーネルストリーミング(WDM-KS)
システムミキサーを迂回し、音声をWindowsのカーネルドライバーへ直接送る方法。
Windows 98と2000のWindows Driver Modelでは、全てのアプリケーションの音をKMixerでミックスする経路が採られた。KMixerはカーネル内のコンポーネントで、全てを共通の形式にリサンプリングし、数十ミリ秒の遅延を加えた。カーネルストリーミングはそのKMixer自身がドライバーとやり取りするためのインターフェースであり、これを直接叩くアプリケーションは遅延もリサンプリングも回避できた。
本来はアプリケーション向けの公開APIではなく、ドキュメントは乏しく、挙動もドライバーごとに異なった。それでも低遅延を求めるソフトや、ビットパーフェクト出力を追うオーディオファイル向けプレーヤーが、PortAudio経由などで使っていた。Windows VistaでKMixerは廃止され、WASAPI排他モードが同じ利点を正式な形で提供するようになった。