ジョセフ・デッシュ
アメリカ海軍のボンベ製造を指揮した技術者。機密を墓場まで持っていき、語ることを許されなかったことに苦しんだ。
英国のボンベが4ローターの海軍用エニグマに追いつけなくなると、アメリカは独自のものを作った。ジョセフ・デッシュ(1907~1987年)は、オハイオ州デイトンのNational Cash Registerでこの作業を指揮し、1943年から100台を超える「US Navy Bombe」が製造された。英国製より高速で、大西洋でのUボート通信の解読作業の多くを引き受けた。
デッシュは、自分のしたことを語ることを決して許されなかった。その秘密は彼を苦しめ、役割が知られるようになったのは数十年後、娘の調査などによってである。コンピューティング初期の歴史の多くが、いかに扉の向こうで展開されたかを示す一例だ。