James Massey
チューリッヒで活躍した米国の情報理論学者で、Berlekamp–Masseyアルゴリズムと、博士課程の学生とともにIDEAブロック暗号を世に出した。
1969年、Massey(1934〜2013年)はBerlekampの復号アルゴリズムが、与えられた系列を生成する最短の線形帰還シフトレジスタを見つけられることを示した。これが弱いストリーム暗号への武器にもなった。1980年からETHチューリッヒの教授を務め、1988年にシャノン賞を受賞している。
学生のXuejia Laiとともに1990年にPES、1991年にその強化版のIDEAを設計した。IDEAはSボックスを使わず、互いに両立しない3種類の代数演算を組み合わせる。PGPの標準暗号となった。Cylink向けにはSAFERファミリーも設計している。90年代で最も広く使われた暗号の一つが符号理論の研究者から生まれたことは、両分野がいかに近いかをよく示している。