インテグラフ
詳細情報
- 作成者
- ブルーノ・アブダンク=アバカノヴィッチ
- 公開年
- 1878
- 種別
- 機械式積分器
- 製造元
- コラディ(チューリッヒ)
曲線をなぞると、その積分曲線を描く機械式の器具。面積一つではなく、不定積分の全体が得られる。
面積計(プラニメーター)が曲線の下の面積を一つの数値として測るのに対し、インテグラフは積分曲線そのものを描き出す。与えられたグラフに沿って指針を動かすと、鋭い縁を持つ車輪が、その場の傾きの向きにしか転がれないよう強制され、第二の紙の上でペンが積分値の推移を描く。ポーランド人技師ブルーノ・アブダンク=アバカノヴィッチが1878年頃にこの機構を考案し、スイスのコラディ社が製品化した。
技術者にとっては宝物だった。曲げモーメント図を入力すればたわみが読み取れ、速度曲線からは距離が得られる。紙の上で微積分をする必要は一切ない。インテグラフは、面積計、調和解析器、そして積分器を連結して方程式を解く微分解析機へと続く、作図・計測型アナログ機械の系譜に属する。