フリードリヒ・カシスキ
1863年の手法でヴィジュネル暗号の弱点を暴いた、プロイセン陸軍の将校。
フリードリヒ・ヴィルヘルム・カシスキ(1805〜1881)は、暗号学に本格的な関心を持つプロイセンの歩兵将校だった。1863年に『Die Geheimschriften und die Dechiffrir-Kunst』を著し、暗号文中の反復列とその間隔を調べることで、多表式暗号の鍵長を割り出す方法を示した。
鍵長が分かれば、暗号文は複数の単純なシーザー暗号に分解でき、それぞれが頻度分析で破れる。ただしカシスキが最初の発案者ではない。チャールズ・バベッジが1840〜50年代に同じ方法に到達していたようだが公表しなかったため、名誉はカシスキのものになった。