フェアソース (Fair Source)
初日からコードを読めて使えるが、一定期間は競合サービスを禁じ、数年後にオープンソースになるライセンスの考え方。
この呼称を2024年8月に打ち出したのはSentryで、同社はそれまでBusiness Source Licenseを使っていた。2023年に作られた同社のFunctional Source Licenseがひな形だ。競合製品を作ること以外はすべて許され、各リリースは2年後に自動的にApache 2.0かMITへ切り替わる。この発想は「遅延オープンソース公開(delayed open source publication)」とも呼ばれる。
要するにフェアソースは、名前を良くして有効期限を付けたソース公開型ライセンスである。名前の狙いは、OSIがどのみち認めないオープンソースを名乗らないことであり、同時に、クラウド事業者への腹立ちからプロジェクトを閉じたSSPLの陣営のようにも見えないことだ。2年の先行期間がビジネスモデルになるかどうかは、まだ分からない。