平均律
1オクターブを12個のまったく等しい半音に分ける調律法で、MIDIも、ほぼすべてのシンセもDAWも、これを前提にしている。
半音は周波数比で2の12乗根、約1.0595にあたる。この体系には純正な5度も純正な3度も収まらない。5度は702セントではなく700セント、長3度は386セントではなく400セントで、半音の6分の1近く高い。その代わり、どの調でも響きが同じになり、どこへでも転調できる。中国の朱載堉が1584年に非常に精密な数値を算出し、ほぼ同じ頃にヨーロッパでシモン・ステヴィンが同じ結論に達した。
ソフトウェアでは、すべてが一つの式に収まる。周波数は 440 · 2(n − 69)/12 Hz で、nはMIDIノートナンバー、69は中央ハの上のAだ。純正律、ガムラン、バロック期の調律法など、これ以外を扱うにはMTSやノートごとのピッチベンドといった追加の仕組みが要る。