エンベロープフォロワー
音声信号を、「今どれくらい大きいか」を表すゆっくり動く曲線に変える回路、またはアルゴリズム。
レシピは「整流して、平滑化する」である。波形の絶対値をとってローパスフィルターに通し、立ち上がりと立ち下がりの時間は別々に設定する。出てくるのはもはや音声ではなく制御信号だ。ピーク検出はすべての過渡成分を追い、RMS検出は体感の音量に近い値になる。
あらゆるコンプレッサー、ノイズゲート、リミッターの検出部にはこれが入っている。フィルターにつなげばエンベロープフィルター、いわゆるオートワウになり、ギタリストの定番は1972年のMusitronics Mu-Tron IIIだ。ボコーダーは要するに周波数帯域ごとに1つずつ並べたエンベロープフォロワーの束で、それぞれがキャリアの対応する帯域を操作している。