電気機械式リレー(Electromechanical relay)
詳細情報
- 種類
- 電気機械式スイッチ
- 登場
- 1835年ごろ
- 用途
- 電信、リレー計算機
コイルが電機子を引き寄せて接点を開閉する電気式スイッチ。計算に使えるほど高速かつ安価になった最初の技術である。
リレーは、指ではなく電気で操作するスイッチだ。コイルに電流を流すと鉄心が磁化され、鉄製の電機子を引き寄せて接点をパチンと開閉する。起源は1830年代の電信にあり、ジョセフ・ヘンリーが1835年ごろに原理を実演した。弱くなった信号を新たな強い信号として「中継(リレー)」することで、回線を数百マイルにわたって延ばせるようになった。
接点は0と1に見立てられ、互いを切り替えることもできるため、リレーで論理演算ができる。コンラート・ツーゼは1941年に約2,000個のリレーでZ3を組み上げ、ベル研究所やハーバードのMark Iも同じ方式をとった。リレーの動作はミリ秒単位で、真空管より千倍遅い。そのため計算の主役は間もなく電子式に移ったが、速さより頑丈さが物を言うエレベーター、鉄道、発電所では、今もリレー論理が動いている。