希釈冷凍機
超伝導量子ビットを約15ミリケルビンに保つ冷却装置。宇宙空間よりも冷たい。
原理は、ヘリウム3とヘリウム4の混合液が、ある温度以下で2つの相に分離する性質にある。ヘリウム3を相の境界越しに移動させるとエネルギーが奪われる。汗が蒸発して肌を冷やすのと似た現象で、これを連続的に回すことができる。ミリケルビンの温度を常時維持できる唯一の既知の方法である。
量子コンピューターの説明図でおなじみの、金色のシャンデリアのような構造物がこのクライオスタットだ。段ごとに温度が下がっていき、配線は信号を通しつつ熱は通さないようにしなければならない。量子チップは最下段にあり、大きさは親指の爪ほどしかない。