dBu
アナログ信号の電圧を表すデシベル尺度で、0.775ボルトを0とする。
この半端な基準値は電話時代の名残である。0 dBmとは600オームに対する1ミリワットを意味し、計算すると0.775ボルトになる。機器が回線を600オームで終端しなくなった後も電圧だけが残り、電力の条件は外された。「u」はunloaded(無負荷)の頭文字だ。業務用のラインレベルは+4 dBuで、約1.23ボルト。民生機は1ボルト基準の−10 dBVで動作し、約12 dB低いため、家庭用プレーヤーをスタジオ用卓に直接つなぐと音が痩せて聞こえる。
デジタルとの接点はキャリブレーションにある。EBU勧告では0 dBuを−18 dBFSに対応させるので、フルスケールは+18 dBuになる。米国のスタジオでは上限を+24 dBuに設定することも多い。両陣営の機材を配線する人は、もれなく暗算を楽しめる。