コーネルボックス
色付きの壁2枚と天井の光源だけの単純な箱型シーン。1984年以来、レンダラーが間接光を正しく扱えているかの検証に使われている。
コーネル大学のグラフィックスプログラムで実物の模型として作られ、管理された照明の下で撮影・測定された。そのためレンダリング結果を、好みではなく写真と照合できた。肝心なのは左右の赤と緑の壁だ。正しいグローバルイルミネーション解では、近くの白い面にそれぞれの色がうっすら映り込む(カラーブリーディング)。直接光だけでは決して起きない現象である。
この箱はラジオシティ、のちにはパストレーシングの事実上の試金石になった。柔らかい影と色の映り込みを再現できないレンダラーは、もっと難しい場面でも信用できない。シーンの正確な形状と分光測定値は、今も公開されている。