Compelling Evidence 3.0
同じ顧客が過去にも苦情なく購入していたことを示せば、加盟店が不正利用のチャージバックに勝てるというVisaの規則。
オンラインショップにとって最も厄介な紛争は、カード非提示の不正を示す理由コード10.4である。カード会員は「購入していない」と主張し、加盟店側はこれまで反論の材料に乏しかった。2023年4月以降は、同じカードで120〜365日前に行われ、異議を申し立てられていない取引を2件示し、争われている取引とIPアドレス、デバイスID、配送先住所、ユーザーアカウントのうち2つ以上のデータが一致していれば足りる。うち少なくとも1つはIPアドレスかデバイスでなければならない。
証拠が認められれば責任は発行会社に戻り、紛争は始まる前に終わる。この規則が狙うのは、本人が購入したのに忘れた、後悔した、あるいは誰も確かめないだろうと期待したというフレンドリー詐欺だ。ログをきちんと保管している加盟店が報われる仕組みである。