線速度一定(CLV)は、回転数を変えることでヘッド下の媒体の速度を固定する。外側のトラックは内側より物理的にはるかに長いが、CLVではモーターがハブ付近で速く回り、縁に向かって遅くなるので、どこでも毎秒同じビット数が通過する。CDは1982年の登場時からCLVを採用した。プレーヤーが出力するサンプルの流れは揺らいではならないからで、ミニディスクもこの方式を受け継いだ。
代償はアクセスの鈍さだ。長いシークのたびに回転数を設定し直す必要があり、ランダム読み出しが遅くなる。ハードディスクは逆に角速度一定を選び、外側のトラックで記録面が余ることを受け入れたが、後にゾーンビット記録がそれを解消した。