選択プレフィックス衝突
攻撃者が二つの先頭部分を自由に選び、同じハッシュ値になるような後続部分を計算する衝突攻撃。
通常の衝突では、攻撃者は同じハッシュ値を持つ任意の二つのメッセージを手に入れる。選択プレフィックス衝突では、たとえば二つの異なる証明書の記述といった先頭部分を攻撃者が選び、ハッシュが一致するよう後続部分を計算する。
これによって攻撃ははるかに危険になる。無害な文書と悪意ある文書が同じハッシュを共有でき、一方への署名がもう一方にも有効になってしまう。MD5は2007年にこの方法で破られ、SHA-1も2020年に同様に破られた(「SHA-1 is a Shambles」を参照)。