ブロードキャストウェーブ(BWF)
詳細情報
- 作成者
- EBU
- 公開
- 1997
- 種類
- 音声ファイル形式
- 仕様
- EBU Tech 3285
通常のWAVファイルに、その音声が時間軸上のどこに属するかを示すメタデータ領域を加えたもの。
放送局や映画の現場にとって、WAVには不満があった。ファイルは中身を知っているが、どこで・いつ録音されたものかを知らないのだ。欧州放送連合(EBU)は1997年、RIFF構造にbextチャンクを追加してこれを解決した。ここには説明、制作者、日時、そして何よりTimeReferenceが収められる。これは、ファイルの開始位置が午前0時から数えて何サンプル目かを示す値である。
この一つのフィールドこそ、この形式が生き残っている理由だ。ロケ録音の担当者が数百のファイルを渡しても、編集者は一つも聴かずに、映像に合わせて各ファイルを所定の位置に置ける。土台がただのWAVなので、メタデータを無視するソフトでも再生はできる。のちの改訂でUMIDやラウドネス値が加わり、RF64により4 GBを超えるファイルにも対応した。