Bonobo
1999年の GNOME のコンポーネントモデル。CORBA 上に作られ、表計算を文書に埋め込めるはずが、誰もが避けるものになった。
手本はマイクロソフトの OLE と Apple の OpenDoc、つまり異なるプログラムの部品から文書を構成し、各部品をそれを作ったプログラムが描画・編集するという考え方だった。GNOME には C で書かれた独自の CORBA 実装 ORBit がすでにあり、Miguel de Icaza がその上に Bonobo を構築した。コンポーネントは、埋め込み、印刷、メニューのインターフェースを持つ CORBA オブジェクトで、oafd(後の bonobo-activation)が、コンポーネントを求められたときに適切なプログラムを起動した。名前は、ボノボが協調によって対立を解決することにちなむ。それが目標だった。
Nautilus はビューを Bonobo コンポーネントとして作り、Evolution のシェルはその集合体で、パネルのアプレットも長年そう動いた。他に使う人はほとんどいなかった。コンポーネントを書くには IDL、CORBA の参照カウントの理解、数字としてしか現れないエラーへの高い忍耐が要った。GNOME 2 が D-Bus を得ると埋め込むものはほとんど残らず、GNOME 3 は2011年にスタック全体を取り除いた。複合ドキュメントはほぼ同時期にあらゆるプラットフォームで死に、代わりに私たちはウェブブラウザを手に入れた。