ToolTalk
詳細情報
- 開発者
- Sun Microsystems
- 種類
- メッセージングシステム(IPC)
デスクトップアプリ同士が仕事を受け渡すためにSunが作ったメッセージバス。だが今ではセキュリティホールのほうがよく知られている。
ToolTalkは1990年代前半、OpenWindowsとともにSunから登場し、のちにCDEへ取り込まれた。発想は、アプリが互いの存在を知らなくてよいというものだ。一方が「このファイルを編集せよ」「この文書を表示せよ」といったメッセージを送ると、セッションデーモンttsessionが、それを処理すると登録済みのアプリを探し出す。メッセージはファイル単位に限定することもでき、そのためには各マシンでデータベースサーバーrpc.ttdbserverdを動かす必要があった。
ToolTalkの評判を決めたのはこのサーバーだ。root権限で動作し、Sun RPC経由でネットワークを待ち受け、バッファオーバーフローが見つかった。CERTは1998年と2002年に警告を出し、Solaris、AIX、HP-UXでリモートからrootを取られる状態だった。共有デスクトップバスという発想自体は生き残り、D-Busとして復活した。