ブロッホ球
1量子ビットがどの状態にあるかを示す地球儀のような図。北極が0、南極が1で、その間はすべて重ね合わせを表す。
古典ビットの取りうる位置は2つしかないが、量子ビットは球面上の1点で表され、2つの角度を持つ。一方は0と1の確率配分を、もう一方は位相を表す。位相には古典的な対応物がないものの、干渉を可能にし、ひいては量子計算そのものを成り立たせる決定的な要素である。
量子ゲートは球の回転として表現できる。アダマールゲートは北極を赤道へ倒す操作にあたる。ただしこの図が使えるのは1量子ビットまでで、2量子ビットになるともう幾何学的には破綻する。直観がいかに早く尽きるかを思い出させてくれる好例だ。