BINスポンサーシップ
銀行免許を持つ銀行がカードブランドの会員資格を貸し出し、フィンテックが自社ブランドでカードを発行できるようにする仕組み。
カードを発行できるのはVisaやMastercardの会員だけで、会員になるには銀行免許かそれに準じる資格が要る。そこで自社カードを持ちたいフィンテックは、スポンサーとなる銀行を借りることになる。発行者として登録されるのは銀行で、カード番号の先頭6桁または8桁、つまりBINの番号帯も銀行のものだ。フィンテックが持つのはブランドとアプリと顧客である。間にはMarqetaのような発行プラットフォームが入り、さらにプログラムマネージャーが加わることも多い。
米国でスポンサー銀行に選ばれたのは、大手ではなく小規模銀行だった。資産100億ドル未満の銀行はダービン修正条項の手数料上限が適用されないため、オハイオやアーカンソーの小さな銀行のほうが大手よりインターチェンジを稼げるからだ。その代償が表面化したのが2024年で、仲介業者Synapseが破綻し、規制当局が小規模銀行を厳しく調べ始めた。実質的に提携先任せにしていたプログラムの監督強化を命じられた銀行も複数ある。