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Banburismus

セキュリティ Svenska → 更新: 2026-10-20

二つの暗号文が同じ位置で同じ文字を共有した回数を数え、エニグマのローター設定を絞り込むチューリングの手法。

ブレッチリー・パークではボンブが隘路だった。機械は足りず、海軍用エニグマのローター配列の候補は多すぎた。Banburismusは、ボンブの時間を使う価値を生む下準備だ。二つの暗号文を長い紙の帯に穴として打ち、バンベリーで印刷されたためバンベリーと呼ばれたその紙を、ライトテーブル上で重ねて一桁ずつずらし、各ずれで同じ位置に同じ文字が来る回数(一致)を数えた。

要点は、自然言語の文字分布が一様でないことだ。同じローター位置で暗号化された二つの文では、偶然より一致が多く、26分の1ではなく約17分の1になる。一致の超過は両文が「深さ」に重なっている証拠で、ローターの相対位置の手がかりとなる。個々の観測は弱いため、チューリングは足し合わせた。

証拠を足すには単位が要り、彼はbanを考案した。オッズ比の常用対数で、1 banは10倍にあたる。実務では10分の1のデシバン(deciban)が、人間が感じ取れる証拠の重みの最小変化として使われた。これは逐次ベイズ解析で、Abraham Waldの独立した版より数年早く、あまりに長く機密だったためチューリングが発表することはなかった。1943年にアメリカ製ボンブが登場し、力任せのほうが工夫より安くなったため、この方法は廃れた。

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