オートチューン Auto-Tune
詳細情報
- 開発者
- アンディ・ヒルデブランド
- 発表
- 所有者
- Antares Audio Technologies
- 種類
- ピッチ補正プラグイン
外れた音程をこっそり直すために作られたピッチ補正ソフト。ところがポップスで最も耳に残る音の一つになってしまった。
アンディ・ヒルデブランドは石油産業向けに自己相関を使って地震データを解析していたが、同じ数学で歌声の基本周波数も検出できると気づいた。Antaresは1997年にAuto-Tuneを発売した。ピッチを測定し、選択したスケール上の最も近い音と比較して声をそこへ寄せる。その速さを決めるのが「リトューン・スピード」である。
本来は聞き取れないはずの技術だった。ところが1998年、シェールの「Believe」の制作陣がリトューン・スピードを0にしたことで声が音階ごとに階段状に跳ね、この効果は彼女の名で呼ばれるようになった。2000年代にはT-Painがこれで経歴を築いた。現在、同じ技術はほぼすべてのボーカルで目立たないように使われ、同時に楽器のようにはっきり聞こえる形でも使われている。どちらも誰も想定していなかった用途で、方向は正反対である。