アストロラーベ
夜空を真鍮に折りたたんだ道具。歯車式の機械よりずっと前に、天文学と時刻測定の問題を解いたアナログコンピュータである。
この器具は天球を平面に投影し、可動式の星図を目盛り付きの盤に対して回すことで「計算」させる。時刻、星の高度、日の出、自分の緯度を求めることができた。通常なら数表と三角法が必要な計算である。起源は古代ギリシャ(ヒッパルコス)にさかのぼるが、特に9世紀以降のイスラム世界で洗練された。
何世紀にもわたり、天文学者、航海者、占星術師にとって最も重要な器具であり、しばしば「数学的な宝石」と呼ばれた。アンティキティラ島の機械と並んで、人類が作った最古のアナログ計算補助具の一つに数えられる。