IT用語集 › ハードウェア › アン・ワン

アン・ワン

ハードウェア Svenska → 更新: 2026-10-20

コアメモリの「読むと消える」問題を解決し、特許をIBMに売り、ワードプロセッサで帝国を築いた人物。

アン・ワン(王安、1920〜1990年)は上海出身で、戦後ハーバード大学のハワード・エイケンの計算研究所に来た。1949年、そこでウェイ=ドン・ウーとともに磁気コアの基本的な問題を解いた。コアは読み出すと中身が壊れてしまうのだ。二人の「パルス転送制御装置」は、読み出しのたびにビットを自動的に書き戻し、コアメモリを実用に耐えるものにした。長引いた係争の末、ワンは特許をIBMに50万ドルで売った。

その資金で1951年にWang Laboratoriesを設立した。最初はコアメモリと電卓を売り、1970〜80年代にはワードプロセッサシステムの世界最大級のメーカーになった。しかしパーソナルコンピュータへの転換に失敗し、創業者の死の2年後、1992年に倒産した。

← 用語集に戻る