AIT (Advanced Intelligent Tape)
詳細情報
- 開発者
- ソニー
- 年
- 1996年
- 種別
- テープ規格(8 mm)
- 後継
- S-AIT
ソニーの8 mmテープ規格。最大の特徴は、カートリッジ自体に中身を記録するメモリチップを内蔵していたことだ。
AITは1996年にソニーが発表し、8 mmのヘリカルスキャンとAME(Advanced Metal Evaporated)テープを土台にしていた。他と違ったのはMIC(Memory-In-Cassette)で、カートリッジに埋め込まれた小さなフラッシュチップが目次とシーク位置を保存するので、ドライブはテープを頭から読まなくても目的の位置まで巻き取れた。AIT-1は25 GBで、後の世代は数百GBに達した。
ソニーはAITをDLTや後のLTOに対する高級な選択肢として売り込み、最大容量向けに半インチ幅のS-AITも作った。ただ、三つのテープ規格が並立するには市場が小さすぎた。LTOが「開かれた規格」で勝負をつけた2010年頃に、AITは姿を消した。