LTO
1998年にHP、IBM、Quantumが独自テープ規格への依存を断つために作ったオープンなテープ規格(Linear Tape-Open)。大量のデータを長期保管する手段として、今も最も安く、最も耐久性が高い。
LTO-9は1カートリッジで非圧縮18TBを記録する。アクセスは逐次的で、1ファイルを探すのに数秒から数分かかる一方、連続読み出しは意外に高速だ。そのためストレージには向かないが、アーカイブとしては優秀である。利点はTB当たりのコスト、寿命(メーカー公称30年)、そして棚に置いたカートリッジは消費電力がゼロという点。今日の決め手はエアギャップで、キャビネットに置かれたテープはランサムウェアに暗号化されない。LTFSを使えばテープをファイルシステムのように扱える。後方互換は限定的で、新しい世代が読めるのは1世代前までだ。