全銀システム
1973年から稼働する日本の銀行間送金システム。退屈なほど堅実で、ほとんどの場合は問題なく動く。
全国銀行データ通信システム(全銀システム)は1973年に稼働を始め、日本のほぼすべての銀行、信用金庫、農業協同組合を結んでいる。2010年からは全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)が運営している。給与、請求書の支払い、個人間送金のすべてがここを通り、固定長のレコード形式は深く定着して、そのまま「全銀フォーマット」と呼ばれる。2018年10月に24時間365日稼働となり、同年にはISO 20022ベースで詳細な送金情報を扱えるZEDIも始まった。
50年近く大きな障害なく動いていたが、2023年10月の中継コンピュータ入れ替えをきっかけに、十数行で送金が2日間止まった。数百万件の決済が滞り、日本では新幹線の大幅な遅延にも匹敵する全国ニュースとなった。