Faster Payments
詳細情報
- 開始
- 2008年
- 運営
- Pay.UK
- 種類
- 即時決済システム
英国のリアルタイム送金システムで、世界でも早い部類の導入例。速さにどんな代償が伴うかを示す教科書でもある。
Faster Paymentsは2008年5月に稼働した。銀行振込に営業日で3日もかかるのは許容できないと、規制当局が圧力をかけたのがきっかけである。送金は数秒で届き、24時間365日利用できる。のちのSEPAインスタント、FedNow、そして独自の形ではSwishなど、即時決済システムの手本になった。2019年からはPay.UKが運営している。
一瞬で着金する送金は取り消せない。詐欺師はそのことに、銀行よりも先に気づいた。利用者が騙されて自分で送金してしまう認可型プッシュ決済(APP)詐欺は、国民的な問題になった。対応は二段階で、2020年に受取人名と口座の一致を確認するConfirmation of Payeeが導入され、2024年10月からは銀行に最大8万5000ポンドまで被害者へ返金する義務が課された。