Yarrow(PRNG)
Counterpane社が1999年に発表した暗号論的乱数生成器。長らくFreeBSDやmacOSの /dev/random を支えた。
ジョン・ケルシー、ブルース・シュナイアー、ニールス・ファーガソンは、入力の一部を攻撃者に見られたり操作されたりしても破られない生成器、という明確な目標でYarrow-160を発表した。エントロピーは二つのプールに集める。頻繁に再シードする高速プールと、複数の供給源が寄与するまで待つ低速プールだ。参照実装はSHA-1とトリプルDESを使っていた。
弱点は、すべての供給源にエントロピーの見積もりが必要で、しかも誤った見積もりに気づきにくいことだった。作者たち自身がそう結論づけ、2003年にFortunaで置き換えた。攻撃ではなく設計者本人によって引退したという、珍しいアルゴリズムである。