IT用語集 › セキュリティ › Fortuna(PRNG)

Fortuna(PRNG)

セキュリティ Svenska → 更新: 2026-10-23

2003年に設計された暗号用乱数生成器で、集めたエントロピーの量を誰も推測しなくて済むようにしたもの。

Niels FergusonとBruce Schneierが、自作のYarrowの後継として『Practical Cryptography』で発表した。Yarrowの弱点はエントロピーの見積もりだった。入力源がどれだけランダムかを知る必要があるのに、実際にはまず分からない。Fortunaはこの問題を、入力を32個のプールに分散させることで回避する。i番目のプールは2i回に一度のリシードでしか使われないため、いずれどこかのプールには攻撃者の総当たりを超えるだけのランダム性が溜まり、数える必要がなくなる。

生成器本体はカウンタモードのAESで、要求のたびに鍵を更新するので、内部状態が盗まれても過去の出力は漏れない。FreeBSDは2016年のバージョン11でFortunaに切り替え、Appleのカーネルの生成器も同じ設計に基づいている。

← 用語集に戻る