XFree86-Bigfont
大きなフォントを開くたびに数百KBのグリフメトリクスを回線に流す無駄をなくした、XFree86の拡張。
Xクライアントがサーバー側フォントを開くと、サーバーは QueryFont に対して全文字のメトリクスを一文字12バイトで返す。256グリフのラテン文字フォントなら取るに足らない量だが、数万グリフを持つUnicodeやCJKのフォントでは、一回開くごとに数百KBになった。フォントをいくつか設定した xterm のようなものは、ローカルのディスプレイでも目に見えて起動が遅かった。
2000年ごろにBruno Haibleが書いたBigfont拡張では、ローカルのクライアントにはメトリクスをプロトコルの応答ではなく共有メモリセグメントで渡し、メトリクスが同一のグリフは一度しか保存しない。Xlibが自動的に使うので、アプリケーション側の変更は不要だった。問題は結局自然に消えた。Xftがフォントをクライアント側に移し、サーバーフォントは古いプログラムしか使わないものになったからである。