xf86-video-vesa
PC上でXが最後に頼る手段。グラフィックスカードについて何も知らず、BIOSにビデオモードを頼み、残りはすべてソフトウェアで描くドライバー。
1990年代以降のPC用グラフィックスカードはすべて、BIOS経由でビデオモードを切り替えリニアフレームバッファを得る標準規格、VESA BIOS Extensionsを実装している。vesaドライバーはそれしか使わない。x86エミュレーターを通してBIOSを呼び、カードが示すモードの一つを選び、あとは全部CPUで描く。カードからの読み戻しは遅いので、通常のRAM上のシャドウバッファを使うのが望ましい。アクセラレーションも3Dもなく、追加モニターも使えない。
それでも、インストーラーや仮想マシン、まだドライバーのない新しいカードには十分だった。ノートPCのパネルのネイティブ解像度をBIOSが知らず、横長の画面なのに1024×768になることがよくあった。UEFIのみのマシンには呼び出すBIOSがなく、この役目はmodesettingとfbdevに移った。