Xaw3d
詳細情報
- 作成者
- Kaleb Keithley
- 種類
- X11用ウィジェットライブラリ
- ライセンス
- MIT
- 前身
- Athena Widgets (Xaw)
縁に立体感を持たせたAthenaウィジェットで、コードを1行も変えずにXのフリーソフトへMotif風の3D外観を与えた1990年代初頭のライブラリ。
Kaleb KeithleyがMIT版のXawのコードを取り、すべてのウィジェットを明暗の縁で描き直した。これでボタン、スクロールバー、メニューがMotifのように盛り上がって見える。肝はバイナリ互換性で、Xaw3dはlibXawと同じシンボルを公開していたため、再リンクするか、共有ライブラリを差し替えるだけで既存のプログラムが新しい顔を得た。当時ほとんどの人には手が出なかったMotifのライセンスなしに、商用Unix風の外観へ最も近づける手段だった。1996年のバージョン1.5は、10年以上にわたりディストリビューションが採用する定番となった。
この発想は派生を生んだ。neXtawはNeXTSTEP風、XawMはさらにMotifに近づけ、XawPlusは背景画像を加えた。gvやxpdfなどは長年Xaw3dを必要とし、AthenaでビルドしたEmacsはこれで3Dのメニューとスクロールバーを得た。2011年にはX.Orgが保守を引き継ぎlibXaw3dとなったが、主な目的は古いプログラムをビルドし続けることだ。目的が見た目だけという稀有なライブラリで、しかもそれに成功した。