LessTif
詳細情報
- 開発者
- Hungry Programmers
- 種別
- ライブラリ
- ライセンス
- LGPL
Linuxユーザーがライセンス料なしでMotifアプリケーションを動かせるように書かれた、Motifのフリーなクローン。
1990年代半ばのMotifは商用Unixソフトウェアの標準ツールキットだったが、有料で、フリーなLinuxディストリビューションには同梱できなかった。そこでHungry Programmersを名乗るグループが、そのAPIに合わせてライブラリを一から再実装し、LGPLで公開した。名前は「Motifより少ない(less)」という洒落で、本家と同じくXtの上に載っている。
目標はMotif 1.2とのソースコード互換で、多くのプログラムにはそれで十分だった。Netscape Navigatorや、数多くの科学計算ツールをこれでビルドできた。問題は細部で、文書化されていない挙動に頼るアプリケーションは奇妙な動きをした。2000年にOpen GroupがOpen Motifを公開し、2012年にMotifがLGPLになると、存在理由は消えてプロジェクトは静かになった。それまでに本来の役目は果たしていた。GTKとQtが主流になるまで、古いソフトウェアをLinux上で生かし続けたのである。