X.400
詳細情報
- 公開
- 1984年
- 管理
- CCITT / ITU-T
- 種別
- 標準規格
電話会社と標準化団体が作った電子メール。インターネットのSMTPを置き換えるはずが、逆に敗れた。
CCITTは1984年、OSI体系のメール部分としてX.400を公開した。配達確認、優先度、セキュリティラベル、非テキスト内容など、MIMEが存在する前から機能は充実していた。一方アドレスは申込書のようで、C=GB; ADMD=…; PRMD=…; O=…; S=Smith; G=Anne といった具合であり、仕様書自体も有料だった。
1980年代には複数の政府が公共調達でOSIプロトコルを義務づけ、X.400は長く将来の本命に見えた。しかしSMTPは無料で、すでに普及し動いており、anne@example.com は名刺に収まった。X.400は航空用メッセージングAMHSや軍用メッセージングなど、ニッチな分野に生き残っている。