Xフォントサーバー(xfs)
フォントはサーバーが持つものだった時代に、ネットワーク越しにXサーバーへフォントを配っていた独立サービス。
Xのコアプロトコルでは、クライアントに代わってXサーバーがフォントを取得するため、各ディスプレイが自前のフォントファイルを必要とした。1991年のX11R5で導入されたフォントサーバーは、通常TCPポート7100で待ち受けるデーモンで、Xサーバーはxset fp+ tcp/host:7100でフォントパスに追加できた。Xターミナルが並ぶ部署全体で一組のフォントを共有でき、スケーラブルフォントのラスタライズもサーバー側で行えた。
1990年代後半のLinuxディストリビューションは、主にTrueTypeを後付けするためxfsをローカルで動かしていた。動きはしたが遅く、xfsがハングするとデスクトップ全体が固まることもあった。Xftとfontconfigによってフォントがクライアント側に移ると需要は消え、2000年代後半にディストリビューションから外された。