Widget Creation Library(Wcl)
Xtプログラムのインターフェース全体を、通常のXリソースファイルに記述できるようにしたライブラリ。コンパイラも、ウィジェットごとのCコードも要らない。
WclはJPLのDavid E. Smythが1990年ごろに書いた。着想はこうだ。Xのリソースデータベースはどのウィジェットにも任意の値を持たせられるのだから、ウィジェットツリーそのものを持たせてもよいではないか。wcChildren リソースが子を列挙し、wcClassName または wcClass が各子の種類を示し、コールバックはプログラムが事前に登録した名前で指定する。こうしてインターフェースはapp-defaultsファイルに置かれ、再コンパイルなしで編集して試せた。
ライブラリはツールキットに依存せず、Motif用のMriやAthena用のAriといった小さなインタプリタが付属し、リソースファイルから直接ウィンドウを組み立てた。独自の言語とコンパイラを要求するOSFのUILに対する軽量な代替であり、大学を中心に熱心な支持者を得たが、Cを生成するGUIビルダーほどの地位は得られなかった。