ホワイトノイズ
スペクトル全体で1Hzあたりのエネルギーが等しいランダム信号。だからこそ耳には明るく、シャーッという音に聞こえる。
名前は光から借りたものだ。白色光があらゆる色を含むように、すべての周波数が等しく含まれる。各サンプルは前のサンプルと独立で、信号にはパターンも記憶もない。高音寄りに聞こえるのは、各オクターブが1つ下のオクターブの2倍のヘルツ幅を持つため、高いオクターブにエネルギーの大半が集まるからだ。ピンクノイズは1オクターブあたり3 dBずつ下がり、耳には均一に聞こえる。スピーカーの測定にそちらが使われるのはそのためだ。
シンセサイザーでは、ノイズジェネレーターは音程のないあらゆる音の源になる。スネアのガラガラ、ハイハットのシャリ感、風や波の音などだ。フィルターをかければ息の音になり、サンプル・アンド・ホールドに入力すればランダムな旋律になる。デジタルオーディオでは、より悪い誤差を隠すために、ごく弱いノイズをディザとしてわざと加える。